あの日、別れたはずの人が、もう一度目の前に現れた――。
恋人・恵を突然の事故で失った亜子。深い悲しみから抜け出せない彼女の前に現れたのは、恵とまったく同じ顔を持つ双子の兄・涼だった。
亜子をこれ以上傷つけたくないという思いから、涼は真実を打ち明けられないまま、弟として彼女に寄り添うことを選ぶ。
「会いたい」という切なる願いと、「伝えられない」想い。その狭間で揺れ動く二人の心。
やがて明かされる真実が、それぞれの喪失と向き合う勇気を与え、新たな未来へと導いていくー。
スピッツの名曲「楓」の世界観から生まれた、愛する人を失った悲しみと、それでも人は誰かを愛し、生きていく希望を描く珠玉のラブストーリー。
